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第二号案件 佐藤造船所

2012年08月07日

養殖・沿岸漁業と水産加工業の生産活動の環をつなぐ中小船舶の修理・整備工程の機能回復を通して、水産経済圏の復興を支援します。

プレスリリース
2012年1月27日プレスリリース(PDFファイル)


復興の足跡(現地レポート)
2012/12/19  佐藤文彦代表より、近況のご報告です。
2012/06/21  社業の新生に向けて-"諦めない"佐藤兄弟を支える、ハンズオンの専門家チーム
2012/05/24  諦めず前へ進め!-震災後初めて進水させた「第八大成丸」船主・津田正隆さんへのインタビュー


会社概要
「佐藤造船所」は昭和元年に創業、中小船舶の改造・整備・修理を中心に事業を展開し、地域における養殖漁業や沿岸漁業の船舶の整備で重要な役割を担ってきました。木造船(和船)を造る技術は、祖父・文作氏から2代目・勝八郎氏に受け継がれ、現在、勝八郎氏から文彦氏と孝明氏が指導を受けながら、伝統的な"船大工"の匠としての技術習得に努めています。これらの技術は、グラスファイバーを活用した漁船にも活かされ、船主のどのような要望にも応えられる、貴重な経営資源となっています。


支援ニーズ(被害状況)
石巻地域の経済・雇用において水産関連業は大きな比重を占めており、養殖・沿岸漁業と水産加工業の生産活動の環をつなぐ中小船舶の修理・整備を担う中小の造船所の機能回復は、地域の復興に向けた動きの焦点の一つと位置づけられるものです。


経営課題
今回の震災で、6本の上下架設備(船体引き上げレール)のうち5本が全壊、また、設備機械・資材の相当量が流出、造船所の建屋は残ったものの、津波の甚大な被害を受けました。震災により沈下したインフラの再整備等の様々な対応が必要です。


支援概況
復興事業計画の推進にあたり、出資者として、佐藤文彦氏・孝明氏を支える経営陣の組成をはじめとした経営サポートや、新たな事業活動の運営への支援を行っていきます。今後の展開に必要な資金の追加的な対応についても、状況に応じて検討していきます。


成果イメージ
復興を目指している漁業者を支えるための事業回復、近隣の造船関係事業者への復興の輪の広がり、木造船(和船)を造る技術を活かした"船大工"としての姿勢と取組みを通した、ものづくり教育という観点での新たなバリューチェーンの広がり


投資先コメント
今回の震災による甚大な被害は、当所に於いても事業経営の存続を揺るがす程の損害を受けております。
しかしながら、これまで命がけで伝えて来てくれた先人達の事を思えば、幾度となく、どの様な困難にも立ち向かい正々堂々生き抜いて来てくれたお陰で、今日があるのだと。私達は、この様なとき程、これまで支え合って来たお客様を始め、地域の方々と力を合わせ、何としてもこの事業を復興させたいと心から願っております。
ましてや、この仕事の素晴らしさ、楽しさ、やりがい、よろこびを教えてくれたのは祖父であり、父であります。戦前戦後と生き抜く事に精一杯頑張り、飯さえ食えればいい、ささやかな欲求を満たすだけで幸せを感じ、感謝を忘れない。生涯現役を全うした祖父。幼い頃、医療事故により受けた、利き腕である右手の不自由さを諸共せず、一心であり、和することの大切さを教え、今なお生涯現役を全うしようとする父。そんな男達を蔭ながら支え、自分の事はいつも二の次、三の次である祖母と母、お客様やこれまで物心両面で支えていただいた方々との人としての関わりを大切にしてきた祖父母両親であります。
それにひきかえ私達は、物が豊富な時代に生まれ、自由な時間を過ごし、義務教育の中で学び、さらに望めば専門的なことを学ぶことができた。何不自由なく生きてこられた。こんなにまでしてくれた祖父母両親は、私達に何を託したいのだろうか。私達がやらねばならないことは何だろうか。その答えは、正に佐藤造船所の生きざまを理念として成文化することから全て始まると確信し、5年前の平成18年に兄弟で創り上げました。
私達は、今後も、どの様な困難が立ちはだかろうと決して諦める事はありません。むしろ、これまで以上に先人達や多くの仲間の心伝えを生きる力にし、この理念を胸に、誇りを持って次世代に伝えていきます。
(佐藤文彦さん、孝明さん)

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